「新型コロナウイルスの感染拡大による『巣ごもり生活』の影響で、近隣への音漏れを抑えられるサイレント楽器の売り上げが伸びている。」という記事があった。
その記事で紹介されていた楽器が興味深かったので紹介したい。
Akai-Professionalの電子管楽器EWI(イーウィ)シリーズというもので、ウインド・シンセサイザーというのだそうだ。
Akai-Professionalのウェブサイトにデモの動画がある。これを見ると、リコーダーのような見た目と操作でフルートやサックス、シンセサイザーなどさまざまな音色で演奏できるのがとても新鮮だった。
ヴァイオリンを弾いてみたい、フルートを吹いてみたい、と思ったことはないだろうか。でも、楽器というのは、まともな音を出せるようになるのが大変だ。それがEWIならリコーダー並みの手軽さで味わえてしまうというのがすごい。近所迷惑にならずに済む、ということよりもそのことに感心してしまった。
このほか、同様の楽器としてRolandのAerophone(エアロフォン)がある。こちらも電子管楽器だが、運指はサックスだ。さまざまな音色が搭載されているので、サックスが吹ける人にはこちらの方が楽しいかもしれない。
「運指はアコースティック・サックスに準拠。リコーダー感覚で気軽に演奏できます。リード構造をともなう専用マウスピースで、多彩なサウンドをブレスでコントロール。ソプラノからバリトンまでの4種類のサックスはもちろん、フルート、トランペット、バイオリン等の管弦楽器から、パワフルなシンセ・リードまで、音楽表現を拡げる厳選された音色を搭載しています。」(Aerophone AE-10の説明より)
ヤマハも電子楽器を出している。楽器メーカーらしく、元々の楽器を進化させたものと思えるものだ。
デジタルサックス YDS-150
「アコースティックとデジタル、2つの技術と造形を融合。デジタルでありながら、楽器との一体感が楽しめる新しいサクソフォン。」
カジュアル楽器 ヴェノーヴァTM
これはアナログ楽器。リードのついたマウスピースに息を吹き込み、サックスのような音を出す。大きさはリコーダーくらいで、運指もリコーダーのように簡単らしい。プラスチック製で取り扱いも容易だ。
楽器の構造を知り尽くしているからこそ、このような新しい楽器が生み出せるのだろう。
このほか、ヤマハには金管楽器の消音装置であるサイレントブラス、弦楽器ではサイレントシリーズがある。元々の楽器や、それに近いものを望む場合はこちらになる。
EWIやAerophoneは楽器演奏の敷居を下げ、幅も広げる面白い楽器ではないだろうか。
興味をお持ちの方はぜひメーカーのサイトを見てほしい。

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